今回はリンパ液の働きを少し詳しくお話します。
少し難しくなってしまいますが、
私たちの身体にとって、リンパ液がいかに大切な働きをしているのかを解って頂ければと思います。
リンパ液は、図のように毛細血管まで送られた
血液から排泄された老廃物を受取り、リンパ管に
入り、老廃物を運びます。
私たちの体内の老廃物には、細胞の残骸、細菌、
ウイルス、がん細胞、タンパク質、小腸で
消化吸収された脂質などがあります。
そのリンパ液はゆっくりと流れ、身体の各所にある
リンパ節まで運ばれ、濾過されます。
リンパ節で濾過されたリンパ液には、リンパ球が
たくさん含まれます。
リンパ球をたくさん含んだリンパ液の働きは、
まず一つは、外部から侵入した細菌やウィルスなどから、身体を守ってくれるという免疫機能があります。
さらに、一度戦った細菌やウィルスなどの性質を記憶して、その記憶を遺伝して、同じ菌が再度侵入したとき、
抗体(異物への抵抗物質)を作り出し、身体を守る防御機能も持っています。
~リンパ液は身体の中の老廃物を運んでくれる働きと、
身体の中に入ってきた細菌やウィルスなどを記憶して遺伝して、
やっつけてくれ、身体を守ってくれるというの働きがあります。~
★このような記事を見つけました。
今年のことで、また新たな発見です。また一つ、働きが増えました。
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< リンパ球に新たな働き> |
2014年、米コロンビア大学メディカルセンターの後藤義幸博士研究員と東京大学の 清野宏教授らは、免役細胞の一種「自然リンパ球」が腸内で細菌の感染防御の一端を 担うことを突き止めた。 自然リンパ球が分泌する化学物質が腸管表面の細胞に作用して、粘液中に病原細菌を 絡め取る特殊な糖を増やして防御力を高めていた。 いままで、自然リンパ球は病原体を排除する抗菌物質などを分泌することが知られていた。 今回、感染を防ぐことを発見したのは初めて。 腸の細胞が分泌する糖「フコース」は、腸の粘液中で酵素反応によってほかの糖と連なり、 長い糖鎖になる。 糖鎖は病気を引き起こすサルモネラ菌などに結合して排除する働きがある。 自然リンパ球を持たないマウスの腸内では、フコースを含む糖鎖がほとんどなかった。 調べると、自然リンパ球が分泌する免疫物質「IL-22」が、フコースの反応に必要な酵素を 作りやすくしていた。 酵素を持たないマウスにサルモネラ菌を与えると、菌に感染しやすくなり、炎症もひどくなった。 母乳にはフコースを含む糖鎖が多く含まれていることが知られている。 |
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この次は、免疫・防御機能の大切な役割をしているリンパ節、リンパ球についてお話します。
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ごめんなさい。少し難しかったですね。少しはリンパ液の大切さを理解して頂けたでしょうか?
こうしたリンパ液の働きで、免疫力・自己治癒力が保たれて、私たちは健康に過ごせています。
そして小腸で消化吸収した脂質の運搬もするリンパ液は、ダイエットにも効果があることを
理解して頂けたと思います。
また、新たな発見で、リンパ球を活性化するために、お腹のマッサージの大切さを改めて
私自身、理解を深めました。
このような働きがあるリンパ液の流れが悪くなると、風邪、インフルエンザなどの感染症に
かかりやすかったり、また、太りやすく、やせにくかったり、痛みやこり、肌荒れ、冷え性などの
諸症状がひどくなってきます。
特にこれからの寒い季節に、リンパ液の流れを良くするリンパマッサージを
受けてみてはいかがでしょうか?
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