_内田_
やる気が出ない、なかなか眠れない、気持ちが沈んだりと
何だか身体がだるくて体調が悪い5月・・・
自律神経のバランスが崩れ、ちょっとしたプチ不調や精神不安になってしまいがちな5月です。
今回は漢方で考える、五月病についてお話させて頂きます。
漢方では、春先に起こる、精神的な不安や自律神経のバランスの崩れは、五臓のなかでも「肝」という機能が
深く関わっていて、肝臓は、「思考を主る」器官で、精神的な作用が強い臓器と考えられています。
漢方には「心身一如(しんしんいちにょ)」の考え方があり、心と身体の両面から、バランスを整えることを重視しています。
肝臓の働きを良くするためには、内臓温度を上げるが大切です。
そのためには、リンパマッサージで自律神経のバランスを整えるながら、お腹を温める、お腹のマッサージが有効な方法です。
また、お風呂で身体を温めた後に行うお腹のセルフケア、腹式呼吸、身体の内側から温めるインナーケアとしての
MIREY プレミアムティーが、さらに内臓温度を上げる効果を大きくします。
**************************************************************************************************************
《五臓とは・・・》
まず漢方では、身体は、肝(かん)・脾(ひ)・心(しん)・肺(はい)・
腎(じん)の五臓から成り立っていて、それぞれ、春・梅雨・夏・秋・冬の
五つの季節に対応すると考えられていますので、季節ごとに強化したい
五臓も変化します。
五つの臓器は、現代医学が定義する臓器とは異なり、その臓器が関係する
働きなども含んでいます。
・「肝」・・・肝臓本来の機能の他に、目や筋肉、情緒などにも関わる。春に対応。
・「脾」・・・消化器系全般を指し、消化・吸収にかかわる。梅雨に対応。
・「心」・・・血液循環だけでなく、大脳の一部や自律神経の働きを含んでいる。夏に対応。
・「肺」・・・呼吸機能のほかに、水分代謝や免疫機能にもかかわる。秋に対応。
・「腎」・・・腎臓などの泌尿器系のほか、ホルモン系、生殖器系、免疫系にかかわる。冬に対応。
◆精神的な不安や自律神経の失調 ⇒ 「肝」がストレスを感じる ⇒ 「肝」の機能の低下 ⇒ 「気」のめぐりが悪くなる ⇒
「脾」にも悪影響 ⇒ 消化機能低下 ⇒ 「肝」の血液貯蓄が低下 ⇒ 「心」の血液不足 ⇒ 血行不良・身体の酸素不足 ⇒ 体調不良
という悪循環が起こり、春の体調不良が梅雨や夏への対応ができなくなり、熱中症や夏バテ、冷房病などの体調不良へ
つながっていってしまいます。
《漢方で考える五月病とは・・・》
漢方で考える五月病とは、「気」の不足、「陽気」の不足、「血」の不足などと考えられています。
●「気」の不足とは、精神力が弱った状態。
●「陽気」の不足とは、体を温める力が弱った状態で、体が冷えて精神的に不調になる。
●「血」の不足とは、心の栄養不足。不安や睡眠不足、焦りの症状が現れる。
つまり、春は「気」がのびのびする季節です。この「気」(エネルギー)が環境変化によるストレスから
肝の疎泄(のびのびと広がる意味)がうまくいかず、 新陳代謝・感情の安定・血の貯蔵・筋肉の緊張維持に変調を起こすと
考えられています。
現代医学で肝臓が悪いと言うことは、ウイルスとかアルコールによって肝臓の細胞が壊されて、
肝臓の細胞にある特殊な酵素が血液中に出てきます。ある一定の数値を超えると肝臓がダメージを
受けていると診断されます。
漢方では、肝臓は、「思考を主る」器官で、精神的な作用が強い臓器と考えられています。
また肝臓は、血液を蓄える臓器とされ、肝臓に血液がしっかりと貯金されていると、
肝臓は伸びやかに働いて、思考は安定して、自律神経も安定します。
冬は木々が枯れて根に栄養分を戻します。春芽吹く為のエネルギーを貯めているわけです。
人間も同様に、冬場に過労で体力を消耗したり、夜遅くまで起きていることが続いたり、血行不良によって身体が
冷えたりすると、春になって肝臓の働くエネルギー供給が出来ません。肝臓に血液の貯金がないわけです。
そうなると、感情のコントロールが出来なくなり自律神経が乱れるということになります。
喜、思、憂、悲、驚、恐、怒の七つの感情の偏りが
病気を引き起こすとも考えられています。
漢字の病気という字は、気の病んだ状態を意味しています。
春先に自律神経のバランスが崩れ、五月病にならない為にも、
春先の食養生で肝臓を立て直し、心を晴れやかに持ち、
身体を積極的に動かすことが大切です。
《男性十人治すより女性一人を治す方が難しいと言われる訳・・・》
–
漢方では、特に女性の方は、月に一回生理があり血液を消耗しやすく、肝臓の血液の貯金ができにくいのです。
また、子供を一人産んだら、無条件に750mgの鉄は赤ちゃんに取られてしまいます。
なんとこの750mgの鉄は、男性が一生で使う量たそうです。二人産めば2倍量、三人産めば3倍量
取られてしまいます。
男性は簡単に血液を補えますが、女性の場合は、そうはいかず、血の道という女性特有の病状や貧血などの諸症状が
現れたりします。
そのために、漢方の世界では、「男性十人治すより女性一人を治す方が難しい」とされている訳です。
《五月病の予防・対処法・・・》
–
①内臓温度を上げる
血液を増やすためには、お腹を冷やさないことです。お腹が冷えると当然消化吸収力が落ち、血液を増やすことができません。
腹式呼吸やお風呂に入り、身体を温めてお腹のセルフケをするなど内臓温度を上げることが大切です。
②リンパマッサージ
五月病の予防と改善には、自律神経のバランスを整えるリンパマッサージが有効な方法です。
リンパマッサージは副交感神経が優位にして、リラックス効果が高く、血流が良くなり、
筋肉が柔らかくなるために、肩こり、腰痛、むくみ、頭痛などの身体の諸症状を改善します。
精神面では、前向きになれ、ポジティブな気持ちに変わっていけます。
また血液の浄化作用や免疫力を高めますので、美肌にも効果的で、自己治癒力もアップしてくれます。
③食事
血液を増やすには、良質なタンパク質とミネラル分、特に鉄や亜鉛、野菜の
葉緑素が必要になります。
吸収されやすいように、タンパク質とビタミン類も一緒に摂るようにしましょう。
また、冷たい飲み物を控えることも大切になります。
今の若い人は、冷たい飲み物を多く摂る傾向があるので体調を壊している人が
多いそうです。
温かい飲み物、身体を冷やさない食材を摂るように心掛けましょう。
また冬の間に溜まった老廃物を排泄してくれる春の旬の食材を摂りましょう!
身体の「デトックス(解毒)」を助けてくれるパワーがあると言われています。
心も身体もデトックスしましょう!
春の旬の野菜・・・新キャベツ、新玉ねぎ、ピーマン、アスパラ、竹の子、さやえんいちご、
竹の子、山菜など。
④運動・睡眠などでストレス解消!
生命力が湧き出る春の木々や花が芽を出す姿を見て、感動を楽しんで下さい。
悩んだり、イライラすると、肝の気の働きが滞るばかりではなく、消化機能にも
悪影響を与えます。食欲低下などを引き起こし、消化吸収機能が衰えます。
ストレスが掛かると、良く下痢を起こしたり、胃痛を訴えたりするのも、肝臓の気が胃腸の働きを抑えることから、
起こると漢方では考えます。
《五月病に効くツボ・・・気海=丹田》
「気海」はその漢字からも「気」の「海」で、中国医学では、生命エネルギーが全身を巡りながら、
最後に注がれ辿り着く「大海」であるとされるツボです。良く耳にする丹田のことです。
ここに集まった「気」は、まさに「大海」に注がれた水が蒸発して雲を作り、再び雨となって大地に降り、
川に流されるが如くに集まったエネルギーはここで醸成され再び全身に降り注がれる。
そんな風に考えられているツボがこの「気海」と言うことになります。
マッサージする時は、力を入れすぎず、優しく行いましょう。
健康法としても有名な「腹式呼吸」も、この「気海」のツボに意識を集中して行う呼吸法です。
「気海=丹田」は、精神的な「気」の損傷である気分障害、無気力、精神疾患には欠かせないツボで、自律神経のバランスを
整えるツボです。
他に男性ならば、生殖機能の衰えの治療、精子減少、また前立腺疾患治療に用いられています。
女性ならば、子宮卵巣のトラブル全般から不正出血、生理不順、不妊症、悪露不止など産後の様々な不具合にも用いられています。
※「内臓温度を上げるセルフケア」についてのブログ記事はこちらをご覧ください。
※「リンパマッサージ」についてのブログ記事はこちらをご覧ください。
********************************************************************************************************
《MYUの五月病予防・改善のための2つの提案・・・》
★アウターケアとしてのお腹を温める、体質改善のお腹コースがオススメ!
自律神経のバランスを整える丹田。丹田の奥には太陽神経叢と呼ばれる、交感神経や副交感神経を
コントロールするための、自律神経が集まった場所があります。痛みを感じる方が多いのです!
MYUでは、たっぷりの高濃度酸素濃度オイルO2クラフトを塗り、この部分のマッサージをていねいに行います。
体質改善コース~お腹コース~は、初回限定にて
5500円⇒お試し価格3000円でご提供しています。
★インナーケアとして内臓温度を上げるをMIREY プレミアムティーがオススメ!
↓お問い合わせはこちら↓
[contact-form][contact-field label=’名前’ type=’name’ required=’1’/][contact-field label=’電話番号’ type=’text’ required=’1’/][contact-field label=’ご予約希望日時’ type=’textarea’ required=’1’/][/contact-form]
お電話はこちらまで・・・TEL090-5352-7960